2017.10.30更新

放置は危険なトリコモナス感染症とその予防薬

タオルの画像トリコモナス感染症は原虫の1種である膣トリコモナスの寄生による膣炎です。
膣だけでなく尿道や膀胱などにも感染し、尿道炎、膀胱炎、外陰炎などを併発することもあります。感染経路は主に性行為によります。
また、原虫は湿ったタオルなどでも1日程度生きることができるため、タオル、下着、シーツを介しても感染することがあります。
感染後、約3週間で症状が現れることが多いですが、約50%は症状のない無症候性です。
主な症状としては、女性の場合、悪臭の強いおりものが増加する、外陰部のかゆみ、刺激感などです。さらに症状が進行すると、排尿障害や膣炎などを引き起こす場合もあります。

男性の場合、尿道から膿のようなものが出たり、排尿時の軽い痛み、性器の違和感などの症状があります。このトリコモナス感染症を放置することで、原虫が増殖を続け、生殖器の炎症が悪化します。
女性の場合、不妊症になったり、早産の危険を高めることになります。
治療薬としては、ニトロイミダゾール系薬剤が広く用いられています。男性の場合は、1週間~10日間ほど経口投与が行われます。女性の場合は、膣洗浄を行い、経口投与あるいは膣錠、もしくは双方の併用を10日間行います。日本では、フラジール内服錠やアスゾール錠の商品名で呼ばれ1960年代から服用されていました。
近年は、インターネットを経由した個人輸入が盛んになり、フラジールと同成分のジェネリック医薬品メトロニダゾールが広く流通しています。これらは、トリコモナス症のほか、嫌気性菌などによる細菌性の腟症にも有効です。

トリコモナス感染症などの膣炎からHIVなどの感染リスクが上がると言われております。病気にかかった際は必ず病院に行って診てもらうようにしましょう。

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